2019年第80回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

9 応用物性 » 9.2 ナノ粒子・ナノワイヤ・ナノシート

[19a-E317-1~10] 9.2 ナノ粒子・ナノワイヤ・ナノシート

2019年9月19日(木) 09:00 〜 11:45 E317 (E317)

長島 一樹(九大)、細見 拓郎(九大)

09:45 〜 10:00

[19a-E317-4] 異方性SnO2ナノロッドを利用した高感度VOCガス検出

末松 昂一1、梅 雯婷1、内山 瑛人1、渡邉 賢1、島ノ江 憲剛1 (1.九大総理工)

キーワード:半導体ガスセンサ、ナノロッド

SnO2は300-400℃において、その大気中の安定性や適度な電気抵抗を有することから、半導体ガスセンサとして広く用いられている。我々は、SnO2の酸素吸着特性やその可燃性ガスとの反応性について長年研究を行い、水熱処理を用いた粒子サイズ制御において重要な知見を見出している。つまり、強アルカリ中においてSnO2 ゾルを析出させる場合に粒子サイズが大きくなるとロッド状粒子が多くなり、結晶面の選択的成長が観察された。そこで本研究では、SnO2ナノ粒子及び露出表面を制御した異方性SnO2ナノロッドを調製、露出結晶面とセンサ応答との相関関係について検証した。