平成30年度室内環境学会学術大会

大会長ご挨拶

平成30年室内環境学会学術大会のご案内

平成30年室内環境学会学術大会大会長
鍵 直樹(東京工業大学 環境・社会理工学院 准教授)

 平成30年室内環境学会学術大会は,2018年12月6日(木),7日(金)の両日,東京工業大学大岡山キャンパスにおいて開催いたします。東京工業大学大岡山キャンパスは,東急目黒線及び大井町線の大岡山駅前にあり,比較的交通の良いところにあります。周囲は住宅地ではありますが,近くの自由が丘や二子玉川の街にはオシャレなお店が数多くあり,夜の町も楽しめます。東京工業大学については,理科系の大学でスーパーコンピューターやロボコンでは耳にされたことがあろうかと思いますが,これら理工学に加え,情報系,バイオ系,社会・経営系をカバーする理工系総合大学と言っております。室内環境の領域は,言うまでもなく工学,理学,医学のほか多くの構成要素により成り立っており,室内環境を幅の広い分野に対し横断的に議論するところが本学会の特徴であります。そこで,本大会のテーマを『室内環境の見える化』としました。1990年代後半のシックハウス問題では化学物質の濃度が,そしてカビやダニなどの室内微生物の存在もあり,そのほかにも室内環境においては温熱,光環境,騒音・振動など,さらには室内の快適性や安全性,健康などの尺度を目に見える形で表現し,議論することが重要と考えます。これらに対してさらに新しい検出技術や評価技術も登場し,今後室内環境研究をどう取り組んでいくのか,学会員に求められていることは何なのかを念頭に置きつつ,研究発表と議論を深めていただければ幸いです。皆様の多数の発表と参加をお待ちしております。