日本原子力学会 2014年春の年会

講演情報

一般セッション

VI. 保健物理と環境科学 » 601-4 環境放射能

[B55-59] 福島原発事故関連:環境分布,動態2

2014年3月28日(金) 14:30 〜 15:50 B (2号館 22C)

座長:谷村嘉彦(JAEA)

[B59] 福島県内の森林における地表面流出物質の特徴

石井康雄1, 阿部寛信1, 新里忠史1, 佐藤治夫1 (1.日本JAEA)

キーワード:環境動態, 放射性セシウム, 地表面流, 土砂流亡, 森林

原子力機構では福島長期環境動態研究(F-TRACEプロジェクト)の一環として,福島県内における調査データに基づいて山地森林からダム溜池や河川等を通じて河口域,更には沿岸域までの放射性セシウムの移動を予測し,これに起因する除染済みエリアの線量率の変化や,生活用水源への混入等に対する技術情報や対策案等を提案することを目的とした研究を行っている。本研究では,福島県内の川内村荻,川俣町山木屋に設置した森林観測プロットにおける地表面流出物質の種類別の分離,放射能分析の結果等について報告する。