日本原子力学会 2014年春の年会

講演情報

一般セッション

I. 総論 » 102-1 核不拡散・保障措置・核セキュリティ

[C07-10] 核不拡散・保障措置・核セキュリティ技術

2014年3月26日(水) 14:30 〜 15:35 C (2号館 22B)

座長:相楽洋(東工大)

[C07] パルス中性子源を利用した中性子共鳴濃度分析法の開発

(5)中性子共鳴透過分析システムの性能に対するパルス幅及び飛行距離の影響評価

高峰潤1, 原田秀郎1, 呉田昌俊1, 小泉光生1, 北谷文人1, 土屋晴文1, 飯村秀起1, 木村敦1 (1.日本JAEA)

キーワード:14-MeV neutron, 溶融燃料, 中性子共鳴濃度分析法, パルス中性子, 飛行時間法, モンテカルロシミュレーション, 中性子共鳴透過分析

福島第一原子力発電所の事故で発生した溶融燃料中核物質の定量のために、中性子共鳴濃度分析法の開発を進めている。この分析法は、中性子共鳴透過分析法(NRTA) と中性子共鳴捕獲ガンマ線分析法あるいは即発ガンマ線分析法を組み合わせたものである。パルス中性子源を用いたNRTA システムのエネルギー分解能、S/N 比等の主要な性能は、主に中性子源のパルス幅及び飛行距離によって決まる。本研究では、モンテカルロシミュレーションコードを用いて、ウラン・プルトニウム同位体のNRTA を模擬した。この中で、パルス幅及び飛行距離を変させた際の、ウラン、プルトニウム同位体の定量精度に対する影響評価を行った。