日本原子力学会 2014年春の年会

講演情報

一般セッション

I. 総論 » 101-5 対話・コミュニケーションと社会意識

[C14-17] 一般市民と原子力2

2014年3月26日(水) 16:20 〜 17:25 C (2号館 22B)

座長:土田昭司(関西大)

[C17] 福島原発事故後のリスクコミュニケーションの実践(その4)

(2)放射線勉強会参加者の講演内容の理解と不安について

杉山顕寿1, 菖蒲順子1, 高下浩文1, 山本隆一1 (1.日本JAEA)

キーワード:福島原発事故, リスクコミュニケーション, 放射線, 双方向, 説明会, 福島県民, 茨城県民, 理解, 不安

福島原発事故の影響による過剰な不安の低減や情報伝達等を目的として、福島県において「放射線に関するご質問に答える会」を、茨城県において「放射線に関する勉強会」をそれぞれ開催している。実施後のアンケート解析結果から、講演内容の理解と不安解消には一定の関係性を認めることができた。また茨城県に比べ福島県の参加者の理解が低くなっている。この要因の一つとしては、福島県では茨城県よりも放射線量が比較的に高いことから、それに起因する住民の不安感が影響しているのではないかと考えている。