日本原子力学会 2014年春の年会

講演情報

一般セッション

IV. 核燃料サイクルと材料 » 402-1 炉材料とその照射挙動

[F17-22] SiC/SiC複合材料3

2014年3月26日(水) 16:40 〜 18:15 F (1号館 11C)

座長:近藤創介(京大)

[F21] ハルデン原子炉における燃料被覆管照射計画

香山晃1, 岸本弘立1, 中里直史1, 朝倉勇貴1 (1.室蘭工大OASIS)

INSPIRE計画では平成26年度よりHalden炉において核燃料を装荷し、ジルカロイの端栓で封止したSiC/SiC燃料被覆管の照射を計画している。今年度はこの為の準備作業として熱工学・中性子工学面での検討に基づく照射リグの設計を進め、端栓の封止技術の検討などを進めている。これらの検討結果や準備作業の進展の状況について報告を行う。中性子照射はBWR炉水条件下で行い、照射量としては10GWd/t程度を目標としている。本実験を通してSiC/SiC燃料被覆管の燃料・クラッド相互作用をはじめとし、SiC/SiC燃料被覆管のFP等の閉じ込め性能や健全性の確保に関する初めてのデーターの確保が期待される。