日本原子力学会 2014年春の年会

講演情報

一般セッション

IV. 核燃料サイクルと材料 » 401-2 核燃料とその照射挙動

[F56-58] 事故時燃料挙動

2014年3月28日(金) 14:30 〜 15:20 F (1号館 11C)

座長:松永純治(NFD)

[F58] 水蒸気中におけるUO2の酸化挙動

鈴木紀一1, ネルソン アンドリュー2, マクレラン ケネス2, 加藤正人1 (1.日本JAEA, 2.ロスアラモス研国立研究所)

キーワード:UO2, 軽水炉燃料, 酸化

米国では軽水炉のアクシデントに対して許容性を高める燃料開発に力を入れており、この一環として、事故時においても水素をほとんど発生しない次世代被覆管材料の研究が進められている。このため、事故時のUO2燃料の振る舞いを予測するため、UO2燃料の純粋水蒸気中での酸化挙動を理解することが重要である。本研究では、水蒸気発生機に接続した熱重量測定装置を用いて、400℃から1200℃までの幅広い温度領域でUO2粉末の等温酸化試験を行い、酸化の活性化エネルギーを評価した。なお、本研究は米国ロスアラモス国立研究所との共同研究として実施した。