[G04] 高温高圧水中におけるステンレス鋼の隙間腐食挙動に及ぼす海水成分の影響
キーワード:隙間腐食, ステンレス鋼, 高温水, 海水腐食, 腐食電位
高温高圧水中におけるステンレス鋼の腐食に及ぼす海水成分の影響を調べるため、100-280 °Cの希釈人工海水中で、SUS304鋼の腐食隙間再不働態化電位を測定した結果、250 °Cで最低値を示した。ただし250 °Cでは、塩化物イオン濃度100 ppm以上で、濃度を増加しても再不働態化電位が低下しなかったことから、約-0.3 Vvs.SHE以下の低電位域においては、隙間腐食が発生しなくなる可能性が示された。