[H04] クラウンエーテル-NIPAゲルを用いたストロンチウム分離プロセスの開発
キーワード:ストロンチウム, クラウンエーテル, NIPAゲル, 抽出クロマトグラフィー
放射性Srは、ガラス固化体の初期の高い発熱の主たる原因となっていることから、これを分離する技術が求められている。本研究ではSrに高い選択性を持つ18-クラウン-6-エーテル(18C6E)に重合性官能基を導入し、これを架橋剤としてN-isopropylacrylamide(NIPA)と共重合させたクラウンエーテル-NIPAゲルを合成した。ゲル液抽出法によるSr分離試験を行いゲルの性能評価を行った。さらに無廃棄物型分離プロセスを目指して、このゲルを表面に薄く塗布したシリカ担持体を合成し、抽出クロマトグラフィー法への応用を検討した。