日本原子力学会 2014年春の年会

講演情報

一般セッション

IV. 核燃料サイクルと材料 » 405-1 放射性廃棄物処理

[H08-13] 核種吸着特性

2014年3月26日(水) 14:30 〜 16:05 H (1号館 11E)

座長:竹下健二(東工大)

[H08] ホウ酸環境下における吸着材の吸着特性

藤田夏輝1, 三村均1, 小林高揚2, 関野一幸2, 長嶺邦孝3 (1.東北大工学研究科量子エネルギー工学専攻, 2.MHI業株式会社, 3.NDC株式会社)

キーワード:セシウム, ストロンチウム, ヨウ素, 加圧水型原子炉, ゼオライト, モルデナイト

本研究ではホウ酸環境下における吸着材の吸着特性に関する試験を行うことで、基礎データの習得に重点を置いた。具体的にはA型、L型、X型、モルデナイト等を用いて、バッチ試験、カラム試験を行うことでそれらの吸着特性を調べた。試験結果よりモルデナイトはセシウムなどの1価イオン、A型、X型は特に2価イオン、L型はランタノイドに対して高い吸着特性を示すことが示唆された。この結果は、ホウ酸を含まない状況下における各吸着剤の吸着特性とほとんど同じであると結論付けられる。