日本原子力学会 2014年春の年会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 304-1 伝熱・流動(エネルギー変換・輸送・貯蔵を含む)

[M59-61] 熱流動基盤技術

2014年3月28日(金) 15:40 〜 16:30 M (1号館 12L)

座長:吉田啓之(JAEA)

[M59] 二相流における自然循環流量予測手法の構築

低圧力領域における二相流相関式の検討

金川慎一郎1, 師岡愼一1 (1.早稲田大)

広い圧力範囲で用いることができる自然循環流量の評価手法構築のために,今まであまり検討されていない低圧力領域を中心にボイド率と二相増倍係数の相関式の検討を行った。検討の結果、ボイド率は世古口モデル、二相増倍係数は中里見モデルを用いるべきだという結論を得た。また、空気-水系で自然循環流量の測定試験を行い、単流路と多流路での自然循環流量の考え方の違いも明らかにした。明らかにした考え方に妥当性を確認した相関式を使用することで、様々な状況での自然循環流量を予測できることが分かった。