日本原子力学会 2014年春の年会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 306-1 原子力安全工学(原子力施設・設備,PSAを含む)

[N51-54] 高速炉の安全評価3

2014年3月28日(金) 10:50 〜 11:55 N (1号館 12M)

座長:守田幸路(九大)

[N52] 高速炉炉心損傷過程における固有の安全性に関する研究(2)

水流動試験結果に基づいた遷移過程のプールスロッシングの分析

帶刀勲1, 遠藤寛1, 石津朋子1, 守田幸路2 (1.独立行政法人 JNES, 2.九大)

キーワード:高速増殖炉, 炉心崩壊事故, 一次冷却材流量減少時反応度抑制機能喪失事象, プールスロッシング挙動, 水流動試験

高速炉の炉心損傷過程において、損傷燃料集合体が径方向に連結し、プールを形成する遷移過程では、プール運動により反応度挿入率が上昇し、即発臨界を超過する可能性がある。本発表では、即発臨界を超過する局面でも、固有のプール運動抑制効果によって、反応度挿入率が無制限に高くなることはなく、反応度挿入率に上限値が存在することを明らかにする研究に関して、水流動試験による試験結果と燃料プール運動との相関関係などについて報告する。