[1D12-16] セメント影響

[1D12] 塩化物イオン共存下におけるカルシウムシリケート水和物へのヨウ化物イオンの収着挙動

*小野寺 駿斗¹、田児 啓貴¹、千田 大詩¹、新堀 雄一¹ (1.東北大学大学院工学研究科)

キーワード：カルシウムシリケート水和物

TRU廃棄物の処分場に用いられるセメント系材料の主成分であるカルシウムシリケート水和物（CSH）へのヨウ化物イオン(I-129)の収着挙動について、水和水の塩化物イオン濃度とCSHのCa/Siモル比、液固比をパラメータとした収着実験により評価した。また、ラマン分光分析により、各パラメータに起因したCSHの構造変化を調べた。その結果、ヨウ化物イオンは、塩化物イオンの有無に関わらず、CSHが生成する際に水和水とともにCSHへ取り込まれる形で収着する可能性が示された。一方，ラマンスペクトルからは塩化物イオンに起因したCSHの構造変化は確認されなかった。