2016年秋の大会

講演情報

一般セッション

IV. 核燃料サイクルと材料 » 404-1 同位体分離,同位体応用,ウラン濃縮

[1H19-20] 同位体濃縮

2016年9月7日(水) 18:00 〜 18:35 H会場 (久留米シティプラザ スタジオ3)

座長:立花 優(長岡技科大)

18:00 〜 18:15

[1H19] クラウンエーテル樹脂を用いるCa-48同位体濃縮法

*藤井 靖彦1、奥村 森1、梅原 さおり2、野村 雅夫1、金敷 利隆1、矢野 豊彦1、岸本 忠史3 (1.東京工業大学 先導原子力研究所、2.大阪大学 核物理研究センター、3.大阪大学 理学研究科)

キーワード:カルシウム同位体、クラウンエーテル樹脂、クロマトグラフィー

二重β核種Ca-48の濃縮がニュートリノ研究のために望まれている。シリカビーズ内でベンゾ18クラウン6エーテルを縮合重合することにより、細粒径、交換速度の速い吸着体を得、これを用いて、クロマトグラフィー手法でCa同位体濃縮のために必要な、分離係数、一段の分離段高さなど工学的パラメーターを実測している。本報告では、工学的パラメーターを整理し、最近の進展を合わせ、天然同位体比0.18%のCa-48を1%に濃縮するプロセスの概念と生産性の評価を示す。