2016年秋の大会

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VI. 保健物理と環境科学 » 保健物理と環境科学

[1I09-12] 生物影響

2016年9月7日(水) 17:05 〜 18:15 I会場 (久留米シティプラザ 小会議室)

座長:柴田 敏宏(環境研)

17:50 〜 18:05

[1I12] 放射性核種移行挙動に対する微生物影響因子の分子科学的研究

(3)Saccharomyces cerevisiae由来の細胞外放出物と希土類元素間の相互作用

*市吉 健太1、落合 朝須美1、宇都宮 聡1 (1.九州大学理学府化学専攻)

キーワード:細胞外放出物(EPS)、バイオミネラリゼーション、セリウムリン酸塩、ホスホジエステル結合

アクチノイドの代替元素である希土類元素と地圏中微生物の細胞外放出物(EPS)による結晶化プロセスを調べるため、水溶性セリウムとSaccharomyces cerevisiae由来のEPS間の反応を調べた。形成されたセリウムリン酸塩はラブドフェン構造をとり、結晶子サイズは無機リン酸塩と同様にpH, 飽和度が小さくなるほど大きくなった。EPS内の核酸中のリンも反応するほか、タンパク質も取り込まれることが判明した。