2016年秋の大会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 301-1 炉物理,核データの利用,臨界安全

[1L13-18] 燃焼解析

2016年9月7日(水) 16:05 〜 17:40 L会場 (久留米シティプラザ 大会議室2)

座長:千葉 豪(北大)

16:35 〜 16:50

[1L15] 10年以上冷却した使用済燃料に対する106Ru/144Ce放射能比の測定と燃焼解析

*佐藤 駿介1、名内 泰志1、早川 岳人2、木村 康彦3、須山 賢也3 (1.電中研、2.量研機構、3.原子力機構)

キーワード:106Ru/144Ce放射能比、燃焼度クレジット、使用済燃料、ガンマ線測定、燃焼計算

高揮発性であるCsが異常な高温により大きく移動した燃料に対しては、代表的な燃焼度指標である134Cs/137Cs放射能比は利用できず、106Ru/144Ce放射能比が利用可能である場合が想定される。10年以上冷却した使用済燃料に対しては、半減期の短い106Ruや144Ceの測定は困難であるが、ポリエチレンブロックと大口径コリメータを用いてエネルギー検出効率を変化させることにより、106Ruと144Ceの測定が可能となった。また、106Ru/144Ce放射能比の測定値は履歴を考慮した燃焼計算による計算値と一致した。