2016年秋の大会

講演情報

一般セッション

II. 放射線工学と加速器・ビーム科学 » 202-1 放射線挙動,遮蔽工学

[1O10-15] 遮蔽材,遮蔽材料標準

2016年9月7日(水) 17:10 〜 18:45 O会場 (くるめりあ六ツ門 セミナー室)

座長:大石 晃嗣 (日環研)

17:25 〜 17:40

[1O11] 加速器施設建屋用放射線遮蔽可とう性材料の開発

(VII)100MeV以下の中性子透過率測定

*今冨 宏祐1、三根 貴大1、執行 信寛1、池田 伸夫1、石橋 健二1、木村 健一2、池見 拓2、高橋 定明3、平澤 勇人3、久米 恭4 (1.九州大学、2.株式会社フジタ、3.中国塗料株式会社、4.若狭湾エネルギー研究センター)

キーワード:中性子、遮蔽、可とう性材料、透過率

九州大学の加速器施設で使用している放射線遮蔽可とう性材料の中性子遮蔽特性を得るために、若狭湾エネルギー研究センターのシンクロトロンで水ターゲットに55MeV/u Heビームを照射し、生成した中性子の透過率を測定した。シンチレーション検出器を用いて、逆飛行時間法で測定した。20MeVから100MeVの領域で、可とう性材料の中性子遮蔽特性が得られ、コンクリートのそれと比較した。また、実験結果を粒子輸送コードで再現できるか検証するために、PHITSで実験を模擬した計算を行った。20MeVから100MeVの領域でPHITSは中性子の減衰をよく再現していることがわかった。