2016年秋の大会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 306-1 原子力安全工学(原子力施設・設備,PSAを含む)

[2G14-17] ソースターム・線量評価2

2016年9月8日(木) 15:50 〜 16:55 G会場 (久留米シティプラザ スタジオ2)

座長:遠藤 寛(電中研)

16:20 〜 16:35

[2G16] プール型コバルト60ガンマ線照射施設の異常時対応ための基礎的検討

(1)照射プール水位低下時の建屋内線量率評価

*小嶋 崇夫1、宮丸 広幸1、谷口 良一1 (1.阪府大放射線研)

キーワード:プール型コバルト60照射設備、異常時対応、しゃへい

阪府大放射線研究センターのコバルト60ガンマ線照射施設は4つの照射室と1つの照射プールで構成されている。異常時の影響が最も大きいのは照射プールの水位低下によるしゃへい能力の減少であり、異常時対応計画の作成のためにはしゃへい性能低下が建屋内作業環境の線量率や施設周辺に与える影響を定量的に把握しておくことが重要である。本発表では設備の構造を単純化した簡易モデルを用いて異常時対応の際に放射線業務従事者が立ち入る区域を中心に建屋内作業環境の線量率評価法について検討した。さらに、線源集合体の配置の影響についても評価を実施した。