2016年秋の大会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 304-1 伝熱・流動(エネルギー変換・輸送・貯蔵を含む)

[2K01-06] 二相流・相変化1

2016年9月8日(木) 09:30 〜 11:10 K会場 (久留米シティプラザ 大会議室1)

座長:村瀬 道雄(INSS)

10:30 〜 10:45

[2K05] 超音速蒸気インジェクタの作動範囲に及ぼすスケールの影響

*藤城 雅也1、阿部 豊1、金子 暁子1、金川 哲也1 (1.筑波大学)

キーワード:蒸気インジェクタ、作動範囲、スケール効果

SIとは,水と蒸気が直接接触することにより蒸気が凝縮し,水を引き込む力が作用することにより大量の水を吐出することができる噴流ポンプである.このとき水と蒸気を送り込む力は必要としないため,無電源で作動させることができる.
本研究では,SIの作動メカニズムを解明することを目的としており,そのためのアプローチとして装置のスケール効果が作動条件および性能に与える影響を調べることとした.
スケール効果の影響を調べるために,のど部の直径が4,6.5,8 mmの3通りのテスト部を用いて実験を行った.その結果から,水と蒸気の質量流量をパラメータとして,実験的に作動に至る流量条件を明らかにした.テスト部が大型化するにつれて,水配管の圧損が軽減されることにより,大量の水を駆動させることができるため,作動に至る流量範囲は広くなる傾向にある.