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[2K18] 燃料デブリ空冷評価手法の開発
(2)自然対流冷却評価予備解析
キーワード:数値シミュレーション、燃料デブリ、空冷、自然対流
福島第一原子力発電所廃止措置における燃料デブリ取り出し工法において、冠水工法及び気中工法が検討されている。気中工法では、燃料デブリを水に浸すことなく取り出すため、気中における燃料デブリの冷却能力の検討が、この工法実現のための重要な課題であるといえる。しかしながら、燃料デブリの形状や表面温度には大きな不確かさがあり、冷却能力を評価するには、それらの影響を含めて自然対流による冷却能力を評価する必要がある。そこで原子力機構では、燃料デブリの自然対流による冷却能力を評価できる手法の開発を行っている。本報では、解析手法の概要と予備解析として実施した、模擬体系での自然対流による燃料デブリから気中への熱伝達係数の評価結果等について発表する予定である。