2016年秋の大会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 307-1 計算科学技術

[2L12-16] 熱流動現象の数値解析

2016年9月8日(木) 16:05 〜 17:25 L会場 (久留米シティプラザ 大会議室2)

座長:笠原 直人(東大)

16:35 〜 16:50

[2L14] 原子炉事故解析に向けたマルチフィジクス粒子法コードの開発

(2)空気中における噴出水の飛散挙動解析への適用

*稲垣 健太1 (1.電中研)

キーワード:粒子法、シビアアクシデント

原子炉事故で発生しうる物質の溶融凝固や移動、大変形を伴う複雑な現象を解析するためのマルチフィジクス粒子法コードを開発している。本研究では配管亀裂からの噴流の飛散挙動を解析可能とするためのコードの改良を行った。空気中の噴流のブレイクアップ挙動を正しく解析するために、既存モデルより精度の良い表面張力モデルおよび空気抵抗モデルを開発し、マルチフィジクス粒子法コードに実装した。モデルの検証のためのベンチマーク解析を実施し、現象が正しく再現されたことから、本コードが噴出水の飛散挙動解析に適用可能であるという見通しが得られた。