2016年秋の大会

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[2M16-19] 核不拡散・核セキュリティ1

2016年9月8日(木) 16:40 〜 17:45 M会場 (久留米シティプラザ 大会議室3)

座長:鈴木 美寿(JAEA)

16:55 〜 17:10

[2M17] 核不拡散の検証制度への先端技術の導入に関する一考察

国際原子力機関(IAEA)保障措置における衛星画像解析の活用を例として

*堀尾 健太1、永井 雄一郎1、全 炳徳2、広瀬 訓2、鈴木 達治郎2 (1.東京大学、2.長崎大学)

キーワード:核不拡散、検証、保障措置、衛星画像解析

国際原子力機関(IAEA)保障措置では,核不拡散条約(NPT)で定められた核不拡散義務の遵守の確認のため,核物質の計量管理や現地査察等の手段により,非核兵器国の原子力活動が平和的なものであるかを検証しているが,近年では技術の発展・革新に伴い,検証能力の強化や効率化を目的として,様々な先端技術を導入している。本稿では,核不拡散の検証制度に導入された技術の一例として,衛星画像解析を取り上げ,IAEA保障措置における活用の歴史的展開や事例等を分析し,今後の制度運用への示唆を考察する。