2016年秋の大会

講演情報

一般セッション

IV. 核燃料サイクルと材料 » 403-1 原子炉化学,放射線化学,腐食化学,水質管理

[3C07-10] 腐食環境緩和・被ばく低減

2016年9月9日(金) 11:10 〜 12:15 C会場 (久留米シティプラザ 展示室2)

座長:室屋 裕佐(阪大)

11:10 〜 11:25

[3C07] 軽水炉利用高度化に対応した線量率低減技術の開発

(1)通常水質、水素注入水質におけるCo-60付着試験結果

*細川 秀幸1、大橋 利正1、露木 瑞穂2、碓井 直志2、稲垣 博光3 (1.日立製作所 研開グループ、2.日立GEニュークリア・エナジー、3.中部電力 技術開発本部)

キーワード:再循環系、コバルト、付着、配管、亜鉛、貴金属

配管線量率を予測するための炉水放射能挙動評価計算モデルが、実機データや実験データを元に開発され使用されてきた。しかし、近年水素注入や亜鉛注入、貴金属注入とBWRの水質が多様化しており、それぞれの水質が酸化皮膜への放射能の取り込みに影響することから、その影響をモデルに取り込む必要が出てきた。そこで、本研究では実験的にこれらの水質を模擬し、酸化皮膜構造とCo-60取り込みに及ぼす影響を調べ評価モデルを構築することを目指している。本報告ではこの内、通常水質、水素注入水質におけるCo-60付着試験結果を酸化皮膜分析結果と合わせて報告する。