[3E10-17] 事故炉の廃炉技術

[3E16] 水中不分離性コンクリート充填によるS/C内止水技術の開発

(4)水中不分離性コンクリートの長距離流動性確認試験および流動解析

*山下 亮¹、涌井 俊秋¹、村上 祐治¹、今井 久¹、澤田 純之¹、正木 洋² (1.安藤ハザマ、2.東芝)

キーワード：水中不分離性コンクリート、長距離流動性、流動解析

長距離流動性確認試験は、補修材料である水中不分離性コンクリート(水中コン)の、長距離流動性、および品質確認を目的として実施した。試験は、実施工を模擬し、実施工の想定と同様に2層に分けて水中コンを打込んでいる。1層目の流動試験時の確認内容は、約22m長の水槽の両端付近の各１カ所から水中コンを同時に打設し，①流動距離約10mの水中コンの流動性状の把握とコンクリート品質の確認、②水中コンの合流部の状況確認と品質確認、③流動距離の違いおよび合流部近傍位置でのダウンカマへの充填性の相違の確認、である。2層目の流動試験時の確認内容は、片側1カ所からの打設により，④距離約22mの水中コンの流動性状の把握とコンクリート品質の確認、⑤コンクリート2層目打込みによる分離生成物の状況確認、である。また、流動解析による再現解析を試みている。