2016年秋の大会

講演情報

一般セッション

IV. 核燃料サイクルと材料 » 405-3 原子力施設の廃止措置技術

[3E10-17] 事故炉の廃炉技術

2016年9月9日(金) 14:45 〜 16:50 E会場 (久留米シティプラザ 久留米座)

座長:高野 公秀(JAEA)

16:30 〜 16:45

[3E17] 水中不分離性コンクリート充填によるS/C内止水技術の開発

(5)Φ50mmの模擬損傷孔の止水性確認試験

*今井 久1、村上 祐治1、涌井 俊秋1、澤田 純之1、正木 洋2 (1.安藤ハザマ、2.東芝)

キーワード:水中不分離性コンクリート、損傷孔、止水

冠水工法で必要とされるサプレッションチャンバーにある損傷開口部の止水技術の開発として、水中不分離性コンクリート流動による止水性確認試験を実施した。この試験では、損傷開口部をφ50mmの模擬孔を水槽に設け,模擬孔での一分間90リットルの条件での止水性試験を実施した。模擬孔を水槽底部に設置した場合、側部に設置した場合および、コンクリート骨材の最大粒径20mmの場合、40mmの場合についてそれぞれ2ケース以上の試験を実施し、いずれのケースでも模擬孔がコンクリートで閉塞され、止水可能であることを確認した。以上の結果より、今回適用した配合の水中不分離性コンクリートでサプレッションチャンバーにある損傷開口部を止水可能であることを確認した。