10:20 〜 10:35
[3O04] 全方向ガンマ線イメージャのための逆投影手法の開発
キーワード:コンプトンイメージング、全方向イメージング、CdTe半導体検出器
原子力事故における放射性物質分布の迅速測定や、テロリズムでの使用が懸念される核物質の検知のための全方向ガンマ線イメージング法の開発を行っている。複数の線源や分布に対する測定を念頭に、逆投影図上の領域を通過するコンプトンコーンを描くイベントを抜き出すことにより、特定の線源に由来するイベントのみを抽出できる。また、コンプトン散乱角を区別して再構成を行うことで、得られる像に異なる特徴が現れることから、その特徴を用いた逆投影法により角度分解能の向上が可能である。このような逆投影手法について、CdTe半導体を用いた3次元ピクセル型検出器による基礎実験にて、実証を行った。