[PL1A02] 原子力発電所関連訴訟について学ぶ

[PL1A0201] 会長挨拶および趣旨説明

*上坂 充¹、*佐藤 修彰² (1.東大、2.東北大)

原子力発電所の再稼働差し止め仮処分訴訟における至近の司法判断が、原子力発電所の運転の可否に大きく関わりつつある。このため本セッションではまず、本件に関連した至近の判例や決定のあらましについて紹介する。さらには①科学技術の最先端の分野における争点をめぐって、司法の判断と国あるいは専門家による判断が食い違う理由は何か。また、このような問題の調整をどう図ったらよいのか。②この問題の背景には、科学技術をめぐる不確実性への対応をめぐる問題がないか、などについても論及する。
これらをふまえた上で当日のセッションでは、原子力界が果たすべきことは何か、あるいは学会として何をなすべきかを考える契機を提供する。