2016年秋の大会

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[PL2J] LNT仮説への挑戦

2016年9月8日(木) 13:00 〜 14:30 J会場 (久留米シティプラザ 中会議室)

座長:下 道國(藤田保大),澤田 哲生(東工大)

[PL2J02] 統計モデルとしてのLNT仮説の起源

*田中 司朗1 (1.京大)

従来の低線量被ばくの影響評価そして放射線防護の枠組みを一新する可能性のある理論が開発されている。その名をモグラたたき(WAM)モデルと言う。このモデルが導く最も重要ことは、低線量被ばくの影響はモグラたたきのように潰されていって、時間経過とともにその影響が蓄積してはいかないということである。これは現行の放射線防護の基盤であるしきい値なし直線(Linear Non-Threshold: LNT)モデルが70年に亘って築いてきた枠組みにチャレンジするものである。本セッションでは、WAMモデル開発の背景や意義を低線量被ばくの影響評価の歴史とともに解説し、それを受けて専門家に加えてジャーナリストや市民を交えて討議する。