2016年春の年会

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VI. 保健物理と環境科学 » -

[1A04-07] 医学・生物応用1

2016年3月26日(土) 14:45 〜 15:50 A会場 (講義棟B棟 B102)

座長:吉田 浩子(東北大)

14:45 〜 15:00

[1A04] Ir-192 密封小線源を用いたケロイド治療における被ばくの評価

*太田 真緒1,4、中尾 徳晶2、栗林 茂彦3、宮下 次廣3、茂松 直之4、林崎 規託5 (1.東京工業大学 大学院理工学研究科、2.清水建設(株)技術研究所、3.日本医科大学附属病院 放射線治療科、4.慶應義塾大学医学部 放射線科学教室、5.東京工業大学 原子炉工学研究所)

キーワード:被ばく、小線源治療、ケロイド、モンテカルロシミュレーション

日本医科大学付属病院放射線治療科では、術後電子線照射を中心としたケロイド治療を行ってきたが、2008 年に線量集中性に優れ、複雑な形状の患部にも順応して治療できるという利点を持つIr-192 密封小線源による表在照射治療を開始した。この治療法は既に臨床実績をあげているものの、高エネルギーγ線を使用するため患部近傍のリスク臓器への被ばくが懸念される。そこで本研究では放射線輸送計算コードPHITS により胸部術創に伴うケロイドを仮定し、各臓器への被ばく線量を評価した。