15:30 〜 15:45
[1C11] ジルコニウム-水蒸気反応可視化実験
2. 実験結果の評価と今後の展開
キーワード:ジルコニウム-水蒸気反応、酸化被膜、水素生成、可視化実験
可視化実験装置を用いて、水蒸気供給速度を制御し、ジルコニウム合金の表面状態の監視、表面温度及び生成水素量の測定を行った。実験の結果、①反応生成物であるZrO2の生成による放射冷却効果に基づくジルコニウム合金の表面温度の低下と反応阻害、②ZrO2酸化物層の安定化による反応速度の低下、③表面温度スイングによる酸化被膜の損傷と反応速度の再上昇、などを確認すると共に、上記①-③に挙動を、実験後のジルコニウム合金の表面酸化被膜の分析結果に基づいて裏付けた。