2016年春の年会

講演情報

一般セッション

V. 核融合工学 » 501-4. 核融合機器工学(第1壁,ダイバータ,マグネット等)

[1J12-16] 核融合炉ブランケット(伝熱特性・高温条件熱物性)

2016年3月26日(土) 16:20 〜 17:45 J会場 (講義棟C棟 C102)

座長:近藤 正聡(東工大)

16:35 〜 16:50

[1J13] 放射性廃棄物の核変換処理を目的とした核融合炉溶融塩ブランケット成立性検討

(2)分子動力学法を用いたFlinabeの熱物性評価

*宍戸 博紀1、古館 佑樹1、遊佐 訓孝1、橋爪 秀利1、石井 良樹2、大鳥 範和2 (1.東北大学、2.新潟大学)

キーワード:核融合炉、液体ブランケット、溶融塩、Flinabe、分子動力学法

自己冷却液体増殖ブランケットシステムにおいて溶融塩は有力候補材の一つであり、その中でもFlinabe (LiF-NaF-BeF2) は、従来候補のFlibe (LiF-BeF2) よりも低融点であることから、システムへの適用が検討されている。しかし、Flinabeの熱物性値は精査されておらず、さらに実験測定は高温環境、ベリリウムの毒性などの理由から非常に困難を伴う。本研究では、Flinabeを用いた溶融塩ブランケット設計の妥当性検討を目的とし、分子動力学法を用いた熱物性値評価を実施した。