2016年春の年会

講演情報

一般セッション

II. 放射線工学と加速器・ビーム科学 » 202-2. 放射線物理,放射線計測

[1K08-11] 計算コードの利用及び検証

2016年3月26日(土) 14:45 〜 15:50 K会場 (講義棟C棟 C101)

座長:金 政浩(九大)

15:15 〜 15:30

[1K10] 100-400 MeV中性子に対するボナー検出器の応答測定実験

*増田 明彦1、松本 哲郎1、原野 英樹1、岩元 洋介2、岩瀬 広3、中村 尚司4、佐藤 大樹2、萩原 雅之3、佐藤 達彦2、八島 浩5 (1.産業技術総合研究所、2.日本原子力研究開発機構、3.高エネルギー加速器研究機構、4.東北大学、5.京都大学)

キーワード:高エネルギー中性子、ボナー球、応答測定、中性子飛行時間法、アンフォールディング法

大阪大学RCNPの100-400 MeVの7Li(p,n)反応準単色高エネルギー中性子場において,ボナー検出器の応答を測定した。高エネルギー領域におけるターゲットスインガーシステムを用いた仮想単色中性子による検出器校正のベンチマークとなる。実験結果とシミュレーション値との比較から,MeV領域以上に大きな応答を持つ減速型の検出器に対して本手法が十分有効であることを実験的に検証した。一方で,検出器の応答特性の違いによる精度への影響について,準単色中性子場の特性とともに考察を行った。