[3A10-15] 福島事故関連：環境修復

[3A10] 土壌中の白雲母からの放射性セシウムの除去

＊井上 由樹¹、中村 秀樹¹、阿部 紘子¹、下田 千晶¹、金子 昌章¹、三倉 通孝¹ (1.東芝　電力社　電力・社会システム技術開発センター　原子力化学・サイクル技術部)

キーワード：除染、土壌、粘土鉱物

東京電力福島第一原子力発電所が甚大な被害を受け、環境中に放射性物質が放出された。放射能で汚染された土壌の除染はこれまで各地で行われてきた。しかし、多種多様な土壌種があり除染しがたい土壌があることが分かってきた。中でも粘土鉱物と呼ばれる小粒径の部分に多くの放射能が取り込まれている。Csが吸着しているサイトを見つけ、セシウムを除去する方法が見つかれば効率的に除染できる。そこで、放射性Csを多く含む粘土鉱物の種類を特定し、効率的な除染方法について検討した結果について報告する。