2016年春の年会

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VI. 保健物理と環境科学 » -

[3A10-15] 福島事故関連:環境修復

2016年3月28日(月) 14:45 〜 16:20 A会場 (講義棟B棟 B102)

座長:宮武 裕和(三菱総研)

15:00 〜 15:15

[3A11] 微生物細胞を用いたMnO4-の還元により生成したMn酸化物に対するCo2+の収着挙動

*加藤 友彰1、大貫 敏彦2、斉藤 拓巳3、yu qianqian2 (1.茨城大学大学院理工学研究科、2.日本原子力研究開発機構、3.東京大学)

キーワード:マンガン酸化物、酸化還元、X線吸収端近傍構造

Mn酸化物を用いた海水中からの放射性Coの回収を目的に, 微生物細胞を還元剤としMnO4-の還元により生成したbiomasss-MnOXの生成機構および,Coの収着挙動について調べた.液相中の溶存Mn濃度及びCo濃度はICP-OESを用いて測定した.また,固相中のキャラクタリゼーションをX線吸収端近傍構造 (XANES) 法,XRD,FT-IR等を用いて評価した.その結果、biomasss-MnOX上に収着したCo2+はCo3+に酸化していることが明らかとなり,これらの結果から,biomasss-MnOX上でのCo2+とMn4+との酸化還元反応を伴う収着挙動が示唆された.