2016年春の年会

講演情報

一般セッション

IV. 核燃料サイクルと材料 » 401-1. 基礎物性

[3G06-09] 基礎物性2

2016年3月28日(月) 10:55 〜 12:00 G会場 (講義棟B棟 B203)

座長:橋爪 健一(九大)

11:10 〜 11:25

[3G07] 第一原理計算による二酸化アクチニドの熱伝導率評価

*中村 博樹1、町田 昌彦1 (1.日本原子力研究開発機構)

キーワード:二酸化アクチニド、第一原理計算、熱伝導率

燃料の主要成分である二酸化アクチニドの物性に関する知見を得ることは燃料開発において重要な役割を果たす。しかしながら、取り扱いの制限などにより十分なデータを得られているとはいえない。このような場合、数値シミュレーションによって物性値を補間し、より精密なデータを得ることが必要となってくる。本発表では、経験的なパラメータを必要としない第一原理計算によって熱伝導率を評価した。方法としてはフォノンの非調和効果を第一原理計算で推定し、それを用いて熱伝導率を計算した。得られた結果は十分な精度での実験値と一致した。