[1E_PL04] 今後の課題等について
「断層の活動性と工学的なリスク評価」調査専門委員会は、2017年3月、2年半の活動の成果を報告書としてとりまとめ、原子力学会ホームページで公開した。報告書では、断層の活動等に伴って生じる断層変位も外部ハザードの一つと捉え、断層変位の施設に対する影響評価(リスク評価)の総合的な体系を構築し、評価の実施により得られた情報に基づき、リスク低減策等を講じていく意思決定に繋げることができることを示した。本秋の大会では、リスク評価の全体像、工学的な対応策によるリスク低減効果等について報告し、関連学協会における今後の規格化・標準化も念頭に、国、学協会、研究機関、事業者等の取組みを更に促す契機となる討論を行う。