2017年秋の大会

講演情報

一般セッション

IV. 核燃料サイクルと材料 » 403-1 原子炉化学,放射線化学,腐食化学,水質管理

[1F05-07] 応力腐食割れ,ラジオリシス

2017年9月13日(水) 15:50 〜 16:40 F会場 (C棟 C214講義室)

座長:稲垣 博光 (中部電力)

15:50 〜 16:05

[1F05] 690合金のPWSCC機構研究

ニッケルメッキの影響

*寺地 巧1、山田 卓陽1、岡本 マキエ1、有岡 孝司1 (1. 株式会社 原子力安全システム研究所)

キーワード:690合金、PWSCC、き裂進展試験、ニッケルメッキ

ニッケル基合金のPWSCC機構研究として、材料表面にニッケルメッキを施した600合金(20%CW)、690合金(40%CW)のき裂進展試験を行い、メッキの影響を評価した。試験の結果690合金(40%CW)はメッキによりき裂進展が抑制され、600合金(20%CW)は促進された。これらの挙動の違いは、腐食挙動の差に基づく材料間の電位応答の違いによると考察され、水素の発生反応がPWSCCに対し重要な役割を果たすことを支持する結果と解釈された。