2017年秋の大会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 307-1 計算科学技術

[1G01-04] 損傷・破損解析

2017年9月13日(水) 10:00 〜 11:00 G会場 (C棟 C213講義室)

座長:田中 正暁 (JAEA)

10:00 〜 10:15

[1G01] 熱成層界面ゆらぎによる配管熱疲労に関する信頼性評価

*鈴木 正昭1 (1. 東京理科大)

キーワード:不確実性、信頼性評価、高サイクル熱疲労、熱成層界面ゆらぎ

原子力プラントにおいて高サイクル熱疲労破損をもたらす典型的現象の一つである「閉塞分岐配管における熱成層界面ゆらぎ」に対して、熱疲労損傷評価法および信頼性評価について示した。現行のJSME指針では、熱成層界面ゆらぎに対する構造健全性は熱成層界面の位置をもって評価・判定され、熱疲労損傷評価法は整備されていない。本研究では、熱成層界面ゆらぎに対する発生熱応力の周波数応答関数およびそれに基づく熱疲労損傷評価法を開発した。さらに、開発した熱疲労損傷評価法に基づき信頼性評価を実施し、疲労強度のばらつきおよび熱成層界面ゆらぎ現象において特徴的な支配因子である無次元界面厚さが熱疲労き裂発生確率に及ぼす影響を定量評価した。