2017年秋の大会

講演情報

一般セッション

IV. 核燃料サイクルと材料 » 402-1 炉材料とその照射挙動

[1I15-20] 腐食挙動

2017年9月13日(水) 16:25 〜 18:05 I会場 (C棟 C310講義室)

座長:阿部 弘亨 (東大)

17:25 〜 17:40

[1I19] 低炭素オーステナイト系ステンレス鋼の応力腐食割れ発生感受性に及ぼす熱時効影響

*近藤 啓悦1、青木 聡1、山下 真一郎1、加治 芳行1、山本 正弘1 (1. 原子力機構)

キーワード:応力腐食割れ、低炭素オーステナイト系ステンレス鋼、CBB試験、変形微細組織

BWR炉内構造材料である低炭素オーステナイト系ステンレス鋼を用いて、実機運転温度における長時間熱時効(10000h~)が材料の応力腐食割れ発生感受性に及ぼす影響について評価した。20%冷間加工したSUS304Lおよび316Lに対して288℃、14000hの熱時効を施し、BWR冷却水模擬環境中でCBB試験を実施した結果、316Lにおいてのみ粒界型SCCの発生が認められた。SCC発生を促進させた因子を追求するべく、熱時効による材料特性(機械特性および腐食特性)変化について解析を行った。