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[1N08] ダイバータ板のタングステンモノブロック内熱流束分布制御
キーワード:ダイバータ、モノブロック、熱流束
タングステンモノブロックの設計において、その角部(leading edge)にプラズマ粒子が当たることによる損傷が発生しないよう表面を傾斜させることが考えられている。しかしながらこのことによって磁力線と表面の交差角度が増すため表面のピーク温度が端部において大幅に上昇する。本報告では、モノブロック表面形状を修正することによるこの問題の回避を提案する。ピーク温度低減効果は200℃程度であった。これに加え、熱障壁層として熱伝導度の低いチタン合金薄板(厚さ~0.1mm)を冷却配管外面頂部(モノブロック表面側)に設置することにより内面(冷却水との伝熱面)での熱流束を下げ、必要冷却水流量を35%以上低減できることを示す。