2017年秋の大会

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[1Q_PL01] 有珠山における火山噴火予知とその防災対策

2017年9月13日(水) 10:30 〜 12:00 Q会場 (フロンティア応用科学研究棟 レクチャーホール)

座長:古坂 道弘 (北大)

[1Q_PL0101] 有珠山の2000年噴火と減災対策の概要

*大島 弘光1 (1. 北大)

大規模自然災害の防災対策について学ぶことは、一般市民として有益なものであ
るとともに、原子力防災計画を検討する上でも重要である。北海道洞爺湖南岸に
位置する有珠山は、噴火の周期が短く、過去100年ほどの間に4度の噴火活動が記
録されている国内でも活動的な火山の一つである。ここでは、この有珠山の噴火
を熟知した、自然災害科学・防災学の専門家から、直近の2000年噴火における噴
火予測ならびに住民約1万人の事前避難と解除、復旧・復興の概要をご紹介頂くと
ともに、救急医療の専門家から、災害医療・搬送システムの基本概念ならびに噴
火時の緊急医療体制・患者搬送システムについてご講演頂く。