2017年秋の大会

講演情報

一般セッション

IV. 核燃料サイクルと材料 » 405-1 放射性廃棄物処理

[2A21-24] ガラス固化技術4

2017年9月14日(木) 17:25 〜 18:30 A会場 (B1棟 B11講義室)

座長:宇留賀 和義 (電中研)

17:40 〜 17:55

[2A22] SiO2-B2O3-Al2O3-CaO-Na2O系のガラス融液に対するMoO3の溶解度の熱力学的最適化

*菅原 透1、大平 俊明1、大和久 耕平2、兼平 憲男2 (1. 秋田大学、2. 日本原燃)

キーワード:ホウケイ酸塩ガラス、イエローフェーズ、相平衡

ケイ酸塩メルトへのMoの溶解反応はイエローフェーズの生成や廃棄物充填率に関係する重要な現象である.本研究ではMoO3を含む2,3成分系,ならびにSiO2-B2O3-Al2O3-CaO-Na2O-MoO3系の相平衡実験データと純物質の熱力学データを組み合わせて熱力学的な解析を行い,Moを含むケイ酸塩系の熱力学データベースを構築した.解析と計算にはGTT Technologies社の熱力学ソフトウエア「FACTSage」を用いた.最適化されたデータベースを用いて,放射性廃棄物模擬ガラスにおけるMoO3の溶解度の温度・組成依存性やMo含有相の結晶化挙動の予測を行った.