17:00 〜 17:15
[2B19] コンクリート構造物の非破壊検査技術開発
(1)実験的検討
キーワード:非破壊検査、コンクリート、打音検査
2017年現在、運転を開始してから30年を超える原子力発電所は17基にのぼり、これまでの設計および施工に加えて、原子力施設に対する維持管理の重要性が増してきている。コンクリート構造物への健全性診断として非破壊検査および局部破壊検査があるが、局部破壊検査は建築物に損傷を与えてしまう課題があることから、筆者らは打音による非破壊検査を用いた健全性診断システムを開発している。
一般的な打音検査はその検出能を検査員の熟練度に依存しており、検出性のばらつきが課題であった。そこで筆者らは、コンクリート内部に生じる劣化を非破壊的に検出可能、且つ検査員の熟練度に依存しない客観性、記録性のある検査システムとして、AE(Acoustic Emission)センサを用いた打音検査システムを開発し、コンクリート構造物の内部欠陥や劣化診断の実用化を目指している。
本報では、打音検査システムを用いたコンクリートモックアップに対する実験的計測結果について報告する。
一般的な打音検査はその検出能を検査員の熟練度に依存しており、検出性のばらつきが課題であった。そこで筆者らは、コンクリート内部に生じる劣化を非破壊的に検出可能、且つ検査員の熟練度に依存しない客観性、記録性のある検査システムとして、AE(Acoustic Emission)センサを用いた打音検査システムを開発し、コンクリート構造物の内部欠陥や劣化診断の実用化を目指している。
本報では、打音検査システムを用いたコンクリートモックアップに対する実験的計測結果について報告する。