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[2D01] 廃棄物放射能濃度評価手法の実験評価
キーワード:廃止措置、放射性廃棄物、放射能濃度評価、事後確率最大化法、モンテカルロシミュレーション
原子力発電プラントの廃止措置時に発生する放射性廃棄物に対する,検認測定時の放射能濃度評価手法を開発している。本手法では,角型容器に収納された放射性廃棄物の放射能濃度を,複数のガンマ線スペクトル検出器により測定したデータと,モンテカルロシミュレーションによるスペクトルの計算結果から,事後確率最大化法に基づき評価する。本手法では,容器内の濃度分布を評価するため,放射能濃度を高精度に評価可能である。今回,本手法の有効性を実験的に評価した。実験では,模擬容器および検出器位置決め機構を試作し,測定対象とした放射化物からのCo-60のガンマ線スペクトルを測定し,評価した。その結果,容器内に濃度偏在がある場合でも約40%の誤差で放射能濃度を評価可能な見通しを得た。