[2E19-23] 事故対応機器

[2E21] 静的デブリ冷却システムの開発

(7)耐熱材の適用性評価

*西岡 佳朗¹、堀江 英樹¹、窪谷 悟¹、高橋 優也¹、田原 美香¹、辻 隆文²、藤井 正³ (1. 東芝、2. 中部電力、3. 日立ＧＥニュークリア・エナジー)

キーワード：耐熱材、ＭＣＣＩ、デブリ

静的デブリ冷却システムは、圧力容器から流下した溶融炉心を格納容器底部で安定的に保持できる手段を提供する。これにより高温溶融炉心による格納容器バウンダリの破損や、コンクリート侵食による水素発生などを抑制し、シビアアクシデントの事象緩和を行う。本システムでは、高温の溶融炉心（コリウム）を受け止め、保持するために高融点の耐熱材を格納容器床面に敷設する。本講演では国プロにて開発した耐熱材浸食量評価モデルを紹介し、それを用いて実機プラント解析を実施したところ、ジルコニア耐火材の敷設により、ＭＣＣＩが抑制される結果が得られたことを報告する。