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[2G23] 燃料デブリの臨界管理技術の開発
(36)福島第一原子力発電所1号機PCVガス管理システム測定値を用いた中性子源増倍係数の推定手法(2)
キーワード:福島第一原子力発電所事故、臨界安全、中性子増倍率、測定遅れ時間、PCVガス管理システム
福島第一原子力発電所のPCVガス管理システムで測定されるFPガス放射能濃度から、中性子源増倍係数を評価する手法を提案している。今回、測定するエネギー範囲を3MeVにまで広げ、対象核種であるKr87、Kr88の測定対象として適切なピークを検討した。その結果、Kr88の2392keVのピークの近傍に測定を妨害するものはなく、これまで対象としていた196keVと比べ、所定の検出カウントを得るに必要な時間が半分以下であることが分かった。また、Kr87については、403keVのピークが測定対象として適切であることが分かった。今後、検出系の校正技術や適切な検出器サイズを検討し中性子源増倍係数推定の定量性を向上する。