[2H04-09] セメントの影響，変質

[2H04] バリア材料の化学的相互作用に関する原位置試験

古海水環境での堆積岩－アルカリ性浸出水の反応によるM-S-H生成

*三好 悟¹、木村 志照¹、Urs Maeder²、Veerle Cloet³ (1. 大林組、2. ベルン大学、3. ナグラ)

キーワード：バリア材料、化学的相互作用、原位置試験、マグネシウムシリケート水和物、地化学解析

スイスのモンテリ岩盤研究所坑道中に掘削したボーリング孔をセメント系材料もしくはベントナイトで埋め戻し、所要期間経過後、材料の接触箇所を順次サンプリングして分析し材料の変化を把握する原位置実験を行った。セメント材料と泥質岩の接触部にマグネシウムシリケート水和物（M-S-H）と思われるゲル状鉱物が生成した。生成箇所はセメント材料の種類によって異なることがわかり、そのことについて定量的な検討を実施した。