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[2K06] CMPO-HDEHP吸着材を用いた単サイクルMA回収プロセスの開発
(2)錯体構造解析
キーワード:抽出クロマトグラフィ法、Eu、広域X線吸収微細構造、MA
CMPOとHDEHPを含浸させた吸着材によりHLLW(高レベル放射性廃液)からMAと希土類元素を吸着させ、選択的にMAを回収するプロセスを開発している。本研究は軽希土類であるEuに主に着目し、EXAFS(広域X線吸収微細構造)を用いて、種々のpH条件下で調製された溶離剤で処理した後に吸着材に残留するEuの局所構造の変化を評価した。MA溶離液としてDTPAを使用した場合低いpHにおいてはEu周りのOの配位数が上がり、高いpHでは配位数が下がった。Ln洗浄液としてクエン酸を使用した場合pHが高くなるにつれて配位数が小さくなり溶離が進行する傾向が見られた。