2017年秋の大会

講演情報

一般セッション

II. 放射線工学と加速器・ビーム科学 » 202-2 放射線物理,放射線計測

[2L05-09] 応答関数応用

2017年9月14日(木) 10:35 〜 11:55 L会場 (N棟 N302講義室)

座長:島添 健次 (東大)

11:05 〜 11:20

[2L07] アンフォールディングを用いた環境γ線スペクトル測定手法

*林 真照1、東 哲史1、西沢 博志1、中西 正一1 (1. 三菱電機)

キーワード:NaI(Tl)シンチレータ、γ線スペクトル、アンフォールディング、EGS5コード、応答関数

放射性物質の漏洩等が発生した場合、放射性物質の影響を正確に評価し、効果的な遮蔽方法を検討する必要がある。しかし、周辺構造物での散乱等の影響によりγ線のエネルギースペクトルが場所ごとに異なるため、携帯可能なγ線スペクトロメータが求められている。そこで、冷却不要かつγ線感度の高いNaI(Tl)シンチレータにアンフォールディング法を適用し、γ線のエネルギースペクトルを測定する方法を検討した。結果、40Kや208Tl等の自然放射線と、それらとエネルギーの近い60Co等の人工核種に起因するγ線を弁別でることを確認した。