2017年秋の大会

講演情報

一般セッション

II. 放射線工学と加速器・ビーム科学 » 202-2 放射線物理,放射線計測

[2L20-23] Pu溶液モニタリング

2017年9月14日(木) 17:25 〜 18:30 L会場 (N棟 N302講義室)

座長:名内 泰志 (電中研)

17:40 〜 17:55

[2L21] FPを含むPu溶液のモニタリング技術に係る適用性調査研究

(2)高放射性廃液貯槽セル内の線量率分布測定試験

*所 颯1、鈴木 敏2、三好 竜太1、桜井 康博1、松木 拓也1、蔦木 浩一1、関根 恵1、清水 靖之1、中村 仁宣1 (1. JAEA、2. 株式会社E&Eテクノサービス)

キーワード:高放射性廃液、高線量率測定、再処理施設、モックアップ

東海再処理施設の高放射性廃液貯槽は、点検用配管を持つ厚いコンクリートセル内に設置されており、点検用配管はセル内点検用のガイドレールに接続されている。線量計等を取りつけたセル内点検用治具(スラスター)を点検用配管から挿入し、セル内の線量率測定試験を実施する。
本研究においては、測定する線量率の分布を評価するために、スラスターの挿入距離に対する測定位置の関係を把握する必要があることから、耐放射線カメラを取り付けたスラスターをセル内に挿入し、挿入距離に対する測定位置の関係を調査した。また、当該機器を利用した高放射性廃液貯槽セル内の線量測定の安全性及び成立性を確認するため、事前に実機大のモックアップ装置を設計/製作し、本試験用に設計/製作したスラスターの挿入性確認試験を実施した。
本発表においては、モックアップ試験の概要、セル内状況調査結果及び得られた知見について報告する。